2025年8月3日日曜日

【エッセイ】年長者の失態から学ぶこと~選択する未来~

日本の財政収支は、バブル期から一度も黒字になっていない財政赤字状態。
消費者物価指数は46か月連続で上昇、銘柄米の価格は1年で2倍近くに上昇した。
65~69歳の2人に1人が働き、70~74歳の3人に1人が働いている。
65歳以上の刑法犯は、1986年の10,295人から、2022年の39,144人に増えているw

財政赤字を解決するには、歳入(税収)の範囲内に歳出(支出)を抑えればよい。
物価高騰は、円安による原材料価格の高騰が原因なので、円高に戻せばよい。
解決策は明らかなのに、解決しようとせず、国民の生活は苦しくなっている。
日本をこのような状態にしたのは、ベビーブーマー(BB)世代とX世代だと思っているw
※「ベビーブーマー世代」は1946~1964年生まれ、「X世代」は1965~1980年生まれ。

個人的に思うBB世代とX世代の失態をまとめると、以下になる。
・自らの利益になることしか考えなかった。
・人材育成の大切さがわかっておらず、人を育てようとしなかった。
・社会や経済について学ぼうとしなかった。
・社会への不満があれば、自責でなく他責にしていた。
・健康の大切さがわかっておらず、健康管理できていなかったw

2014年1~11月に活動を行った「選択する未来」委員会がある。
同委員会は、50年程度先の日本の経済社会のビジョン作りが目的だった。
「50年後においても1億人程度の規模を有し、将来的に安定した人口構造を保持することを目指すべきだ」と提言しているw

下図は「統計ダッシュボード」の人口ピラミッド。
左が2020年で人口は126,146,099人、右が2050年の推計で人口は104,686,383人。
2000万人以上減っており、1億人ほどになると予測されている。
65歳以上の高齢者の割合が増加、65歳未満の世代が減少していることがわかるw

もし、BB世代やX世代と同じことをしていれば、さらに住みにくい国になる。
・財政赤字が続き、物価が上がり続けることで、働かないと生活できない高齢者が増える。
・高齢の刑法犯が増えることで、刑務所での介護費用などが増える。
・不健康な高齢者が増えることで、医療費や介護費用が増える。
景気や治安のよくない先進国とはいえない国になるw

このような未来にしないため、どのようにすればよいか。
答えは簡単で、BB世代やX世代を反面教師にして、同じことをしなければよい。
・自らの利益になることばかり考えない。
・人材育成の大切さを理解、人を育てる。
・社会や経済について学び続ける。
・社会への不満があれば、自責で考える。
・健康の大切さを理解、健康管理するw

下図は「統計ダッシュボード」の人口ピラミッドで、左が1920年、右が1945年。
1920年の人口は55,963,053人で、第一次世界大戦後の戦後不況により、株価が暴落した。
1945年の人口は71,998,104人で、第二次世界大戦により、男性の人口が大きく減った。
いずれも国難といえる年だが、その後は人口増加に伴い、経済成長しているw

0 件のコメント:

コメントを投稿