2025年8月10日日曜日

【エッセイ】年長者の失態から学ぶこと~少子高齢化~

今年1月1日時点の日本人の総人口は、1億2065万3227人。
2009年の1億2707万人余りをピークに、16年連続の減少。
去年の同時期と比べて90万8574人、率にして0.75%減ったことになる。
調査を始めた1968年以降、減少数、減少率ともに過去最大となったw

1979年の調査開始以降、去年1年間に亡くなった人は159万9850人と最も多くなった。
また、生まれた人は68万7689人と最も少ない。
1日当たり4,383人、1時間当たり182.6人、1分当たり3人が亡くなっている。
1日当たり1,884人、1時間当たり78.5人、1分当たり1.3人が生まれているw

日本人の人口が増えたのは東京都のみで、増加数は1万6825人。
他の46の道府県はすべて人口が減っている。
減少数の多い順位は、北海道:-5万9896人、兵庫県:-4万3926人、静岡県:-3万8970人。
減少率の多い順位は、秋田県:-1.91%、青森県:-1.72%、高知県:-1.71%w

下図は「統計ダッシュボード」の日本の人口ピラミッド。
左が2025年で予測人口は123,262,448人、右が2050年で予測人口は104,686,383人。
今年1月1日時点の外国人を含めた日本の人口は、1億2433万人ほどなので近い予測になる。
2050年には、今より2000万人以上減って、1億人ほどになると予測されているw

日本の財政収支は、バブル期から一度も黒字になっていない財政赤字状態。
消費者物価指数は46か月連続で上昇、銘柄米の価格は1年で2倍近くに上昇した。
65~69歳の2人に1人が働き、70~74歳の3人に1人が働いている。
65歳以上の刑法犯は、1986年の10,295人から、2022年の39,144人に増えている(下図)w

財政赤字を解決するには、歳入(税収)の範囲内に歳出(支出)を抑えればよい。
物価高騰は円安による原材料価格高騰が原因なので、政策金利を上げて円高に戻せばよい。
解決策は明らかなのに、解決しようとせず、国民の生活は苦しくなっている。
これからも人口が減り続けるため、さらに生活が苦しくなるかもしれないw

日本をこのような状態にしたのは、ベビーブーマー(BB)世代とX世代だと思っている。
自分のことしか考えず、次世代や日本のことを考えてこなかった。
寓話の「アリとキリギリス」のキリギリスのような生き方の人が多いように思う。
次世代の方には、BB世代やX世代のよくないところを反面教師にして欲しいw
※「ベビーブーマー世代」は1946~1964年生まれ、「X世代」は1965~1980年生まれ。

これから必要なのは、社会や経済について学び続けること。
今の少子高齢化やグローバルな経済状況は、誰も経験していない。
過去の似た事例を学び、将来の予測をして、リスクに備える必要がある。
社会や経済状況は、日々、変化しているので、学び続けることが必要だと思っているw

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