2024年9月23日月曜日

【エッセイ】不動産業界の動向に思うこと

関東のある県で、最も高い住戸が1億円超えの新築マンションが販売された。
高価格帯にも関わらず、すでに8割ほどが成約しているとの報道があった。
そのことを知ったコメンテーターが驚いて、下記のコメントをしていた。
「いったい誰が買うんでしょうか」w

「不動産経済研究所」によると、8月の1都3県の新築マンション発売戸数は728戸。
昨年同月比で50.4%減少、1973年の調査開始以降、8月としては最低だったらしい。
エリア別では、東京23区で59.8%、神奈川で54.9%、千葉で38.8%の減少。
1戸当たりの平均価格は9532万円と、去年の同じ月より32.5%上昇したらしいw

価格上昇は、建設現場の人手不足、資材価格の高騰などの影響といわれている。
だが、発売戸数の減少は、需要が少ないため、供給を減らしているのだと思う。
少子高齢化に伴い、地方都市ではさらに需要が少なくなる可能性が高い。
個人的には、最も高いときに買わされた可能性が高いと思っているw

地方都市へ出かけた時に、中古マンションなどの広告を見ることがある。
都内への距離などを考えると、なぜこんなに高いのかと思うことが多い。
同じ金額を出せば、都内の物件が買えるじゃないかと思ったりする。
地方都市の中古物件が高いのも、不動産会社が価格をコントロールしているからだろうw

自身は、ある地方都市に区分マンションを所有、人に貸している。
入居者の募集などは、大手不動産会社にお願いしている。
以前、この会社は賃貸管理事業から撤退すると、発表していた。
だが、数年前、これからは賃貸管理事業に注力すると、方向転換しているw

この地方都市では、地元の不動産会社が価格をコントロールしていた。
そのため、需要が変化しても、価格に反映されるまで、時間がかかった。
大手不動産会社には、大手ならではのスケールメリットがある。
この会社が賃貸管理事業に注力することで、少しはまともな市場になるかもしれないw

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