2024年9月24日火曜日

【エッセイ】景気が良くなると接客の質は低下する

結婚してから、不動産会社主催の相談会に出かけたことがある。
手ごろな賃貸物件があれば、紹介してもらうことが目的だった。
この会社は、地元ではそこそこ名の知れた会社だった。
当時はバブル期だったこともあり、相談会には多くの人が訪れていたw

不動産会社の担当が座った席の前には、順番待ちの列ができていた。
担当は若い男性で、あまり頭のよくなさそうな感じだった。
自身の順番になり、条件を伝えると、そんな物件あるわけないでしょといわれた。
自身がそんなことはないだろうといっても、聞く耳を持たなかったw

自身は建築業界に勤めており、地域の住宅事情についての知識もあった。
面白いと思ったので、質問攻めにしてやった。
最後には、ないですとしか言わなくなったので、その場を後にした。
帰り道、別の不動産会社へ行き、条件に合う物件があったので契約したw

やがて、バブルが崩壊すると、相談会をしていた不動産会社はなくなった。
なくなったことを知ったとき、自業自得かもしれないと思った。
建築業界もそうだが、景気の良いときは接客の質が低下する。
何もしなくても仕事を受注できるため、接客は重要ではないと勘違いするw

先日、ある証券会社が新しい株アプリをリリースした。
ところが、リリース後に使いにくいという声があり、前の株アプリに戻した。
通常、使いにくいだけで、リリースを止めることはない。
個人的には、何らかの深刻な不具合があったのではと思っているw

この証券会社は急成長しており、社員数も増えている。
株アプリを開発した社員は、よりよいものを提供しようとしたのだろう。
だが、人員不足などで、予定していた性能を満たすことができなかったのだと思う。
個人的には、景気の良くないときに開発して、リリースすればよかったのにと思うw

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