2018年7月30日月曜日

銘柄を明かさない理由R194 JOKER in New York

自身のオリジナル小説「銘柄を明かさない理由R」。
現在の第15章は、「銘柄を明かさない理由R」初となる海外が舞台だった。
自身が若かりし頃、訪れたことのあるシカゴが主要舞台だった。
今のシカゴとは異なっていたところもあったかもしれないが、ご容赦願いたいw

さて、今回の話が「銘柄を明かさない理由R」第15章の最終話になる。
「銘柄を明かさない理由R」の数少ない読者の方に、申し訳ないお知らせがある。
急で申し訳ないが、しばらく「銘柄を明かさない理由R」は休載する。
理由は、仕込み時期が近づいており、仕込み時期を見極めるためだw

以前は「銘柄を明かさない理由R」の連載と同時並行で、売買していたこともある。
だが、今年は子どもファンド、最後の年のため、仕込みに専念することにした。
「銘柄を明かさない理由R」は休載するが、仕込みの状況はリアルタイムで発信する。
それでは「銘柄を明かさない理由R ベイビーワールドエンド編」をお届けするw

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第194話 JOKER in New York

ニューヨーク市(New York City)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州にある都市。
同国最大の都市であり、人口は2000万人以上である。
市内総生産は全米最大、東京に続き世界2位である。
世界トップクラスの金融センターでもあり、各方面に多大な影響を及ぼしている。

ニューヨーク市のマンハッタン5番街。
フィフス・アベニュー(Fifth Avenue)と呼ばれる世界最高級の商店街。
多くの高級小売店が軒を連ねる通りを、1人の東洋人の女性、ウィッグの女が歩いていた。
ウィッグの女はウィンドウショッピングをしながら、自宅に向かっていた。

ある店のショーウィンドウを見ているときだった。
誰かの視線を感じた、ショーウィンドウによく知っている男の姿があった。
ウィッグの女は慌てて振り返ると、天使の笑顔をもつ男と見つめ合った。
天使の笑顔をもつ男は、優しくウィッグの女を抱き寄せた。

「遅かったのね」ウィッグの女がいい、「ごめん」と天使の笑顔をもつ男がいう。
やがて、2人は自宅のある高級アパートメントに向かって歩き出した。
2人は気づかなかったが、物陰から2人の様子を見ている白人男性がいた。
頬に傷があり赤い唇をした爬虫類をイメージさせる白人男性は、2人の尾行を開始した。

数日後、2人の住む高級アパートメントが見える物陰に白人男性の姿があった。
白人男性は、シカゴのウィリス・タワーで、部下たちにダメージを負わされていた。
部下たちにダメージを与えた日系人ボディガードの所在はわからなかった。
だが、若い東洋人男性がシカゴの街から出て行くという情報を入手した。

情報を入手した白人男性は、若い東洋人男性を尾行、ニューヨークにやって来た。
白人男性は、ニューヨークにある若い東洋人男性の自宅を突き止めることに成功した。
あと数分後に、若い東洋人男性は、その短い生涯を終えることになる。
懐にある銃の重みを確認すると、頬に傷のある白人男性は、舌を出し赤い唇を舐めた。

そのとき、白人男性の背中に、硬く丸い物が押し付けられた。
「Next shoot you silently.(次は無言で撃つ)」背後から聞き覚えのある声がした。
「Never approach us again.Return to Chicago, but do not turn around.
(私たちに二度と近づくな、シカゴに戻れ、だが振り向くな)」

声の主は、シカゴで部下たちにダメージを負わせた日系人ボディガードだった。
白人男性は後ろを一度も振り向くことなく、その場から立ち去った。
これで、奴が無敗のA(エース)たちを襲うことはないだろう。
JOKERは、白人男性の背中に当てていた空瓶をゴミ箱へ捨てると、その場を立ち去った。

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