2021年5月2日日曜日

【投資手法】現物取引のつなぎ売り

「つなぎ売り」は現物で同一銘柄を保有し、信用取引で売り建てることをいう。 
これにより、株主権利を取得する一方で、下落リスクを軽減する手法。
下落リスクの軽減にしかならないので、リターンはプラスにはならない。
信用取引は危険なので、現物取引の「つなぎ売り」について書いてみるw

例えば、50万円で買った株が、70万円まで騰がったが、60万円になっているとする。
騰がる材料が見当たらず、このまま下落する可能性が高いとする。
ためらうことなく、一旦、手仕舞い売りして、60万円の現金にする。
後に、40万円に下がってから買い戻せば、20万円が手元に残ることになるw

この時に陥りやすいのが、都合のよくない情報を過小評価する正常性バイアス。
直近の高値より下がっているにも関わらず、すぐ騰がるだろうと思い込む。
すると、今日の安値が明日の高値になり続け、気づけば含み損になっている。
この場合、相場格言にある「売りは早かれ 買いは遅かれ」が重要なのであるw

たまに、含み益なのに買い増しする人がいるが、含み益での買いは高値掴みと同じになる。
平均取得単価を上げる買い増しをしてはならない。
天井での売りが難しいことから、「頭と尻尾はくれてやれ」の相場格言がある。
だが、手仕舞い売り後に買い戻せば、天井での売りと同じリターンを得られるのであるw

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