2025年9月20日土曜日

【エッセイ】知っておきたい健康の知識~医療DX~

会社員時代に受診した脳ドックで、脂質異常症(高脂血症)と診断された。
医師から、「帰りに何が起こってもおかしくない数値」だといわれた。
その日から投薬治療を始めたが、薬を服用してからは正常値になっている。
運動や食事では治らないらしく、2か月毎に通院、血液検査などもしてもらっているw

会社員を卒業してからは、区の特定健康診断とがん検診を受けている。
投薬治療をしているため、血液検査の数値は正常範囲に収まっている。
ただ、HbA1c(ヘモグロビンA1c)の数値が高く、要注意だといわれている。
投薬治療してもらっている病院では高くないので、検査機器の違いかなと思っているw

先日、投薬治療してもらっている病院へ行くと、医師に以下をいわれた。
「脂質異常症でなければ、病院へ行く必要がありませんね。
(脂質異常症は)体質によるものなので仕方ないですね」
医師によると、日本人男性の半数が加齢に伴い、脂質異常症になるらしいw

診察が終わって、なぜ、医師は脂質異常症だけだとわかったのかとギモンに思った。
精算のため、ロビーで待っていると、「医療DX」についてのビデオが放映されていた。
「医療DX」は、医療情報やデータを共通化・標準化する取り組みらしい。
誰かの参考になるかもしれないので、調べたことを書いてみるw

"医療DXは、医療分野でのデジタル・トランスフォーメーションを通じたサービスの効率化や質の向上により、①国民の更なる健康増進、 ②切れ目なくより質の高い医療等の効率的な提供、③医療機関等の業務効率化、④システム人材等の有効活用、 ⑤医療情報の二次利用の環境整備の5点の実現を目指すものであり、我が国の医療の将来を大きく切り拓いていくものです。
医療DXの実現に向け、「医療DXの推進に関する工程表」に基づき、①全国医療情報プラットフォームの創設、②電子カルテ情報の標準化等、③診療報酬改定DXを3本の柱とし、取組を進めています。"
(「医療DXの概要」厚生労働省サイト)

医療DXの施策には以下がある。
・マイナンバーカードを健康保険証として利用するオンライン資格確認の導入。
・医療機関や薬局などで患者の電⼦カルテ情報を共有する電子カルテ情報共有サービス。
・民間サービス(システム)との組み合わせが可能な標準型電子カルテシステム。
・複数の医療機関や薬局で直近に処方・調剤された情報を参照できる電子処方箋。
・マイナンバーカードを、医療費助成の受給者証として利用できる医療費助成のオンラインによる資格確認。
・マイナンバーカードを用いて、オンラインで接種対象者の情報を確認する予防接種事務のデジタル化。
・介護サービス利用者の情報を利用者、自治体、介護事業所、医療機関等の関係者間で円滑に共有する介護情報基盤の構築など。

どうやら、医師は電子カルテ情報共有サービスで、自身の情報を確認したらしい。
特定健康診断とがん検診の情報を確認した結果、脂質異常症だけだと判断したのだろう。
自身はマイナンバーカードを作っておらず、作る予定もない。
だが、作っていない患者にとってもメリットのある取り組みだと思うw

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