誰でも「相場師」になることはできる。
「相場師」になることはできても、「相場師」として成功できる人は少ない。
「相場師」として成功するためには、学ばなければいけない。
幸いにも偉大なる相場師達は、我々に数多くの教訓を残してくれているw
「最後の相場師」と称された是川銀蔵という偉大なる相場師がいた。
1987年4月、日経平均株価は高値圏で乱高下していた。
是川銀蔵は、株式市場に未曽有の危険が押し迫っていることを感じ取っていた。
「持ち株を処分しろ」と口をすっぱくして言い続けていたw
是川自身も持ち株を全て手放したが、60年近い株式投資で初めてのことであった。
ところが"財テクブーム"を背景に主婦やOL、サラリーマンまでもが株式投資に熱中。
史上空前の投資ブームの中、是川の言うことを聞く投資家はほとんどいなかった。
株さえ買えば誰でも儲かる、そんな雰囲気が日本中に漂っていたw
1987年10月20日、東京株式市場は未曽有の大暴落に襲われた。
前日のニューヨーク市場のシステムミスによる大暴落、ブラックマンデーが原因だった。
是川の元には、一般投資家からの問い合わせが殺到した。
是川はいくつかのマスコミを通して、投資家に警告し続けたw
「絶対に狼狽売りをしてはいかん。
原因はコンピュータの売買システムの欠陥だから暴落現象は一過性のもの、株価はすぐに元に戻る。恐慌もあり得ないから、絶対に手持ち株を売ってはいかん」
ところが20日の終値は前日比マイナス14.9%、東京証券取引所史上最大の暴落となったw
(「相場師一代」より)
ブラックマンデーの際、リターンがよかった順は以下になる。
1.暴落前に売った人、2.暴落後に売らなかった人、3.暴落後に売った人。
現在、国内相場は31年ぶりの高値圏にあり、いつ下落してもおかしくない。
これから、1~3のどれを選択するか、考えておかれることをオススメするw
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