下図の上は一般的な世代、下は時代の特徴による世代。
自身は一般的にはX世代で、時代的にはバブル世代になる。
今年は戦後80年とのことで、戦争関連の報道が多いように思う。
戦後80年に思うことを書いてみるw
自身の親は、戦時中は子どもだった。
空襲があったことや、生活が苦しかった話は聞いたことがある。
日本は敗戦国で、他国を侵略したことが戦争の原因だと教えられた。
そのため、親の話に共感できず、侵略するから、そんな目にあったんだろと思っていたw
だが、当時のことを知るにつれ、徐々に考えが変わりつつある。
戦争を肯定するわけではないが、侵略目的だけではなかったように思う。
侵略とは、他国の支配下の土地等を、侵入して奪い取ること。
当時のアジアには、欧米の植民地が多く、いい方を変えれば、侵略された状態だったw
当時の日本政府がアジア諸国と協力して提起した「大東亜共栄圏」という主張がある。
欧米帝国主義国の植民地支配下にあったアジア諸国を解放。
日本を盟主とした共存共栄のアジア経済圏をつくろうという主張になる。
経済圏には、日本、満洲、中国に、東南アジアやインド、オセアニアが含まれていたw
1965年、英国の歴史学者トインビーが、下記を述べている。
"日本は第二次世界大戦において、自国ではなく、大東亜共栄圏の他の国々に思いがけない恵みをもたらした。それまでアジア・アフリカを200年の長きにわたって支配してきた西洋人は、無敵で、あたかも神のような存在だと信じられてきたが、日本人は実際にはそうではなかったことを、人類の面前で証明してしまった。これは、まさに歴史的な偉業であった。日本は白人のアジア侵略を止めるどころか、帝国主義、植民地主義、人類差別に終止符を打つことをなしとげた。”
「大東亜共栄圏」は理想に過ぎず、日本も侵略していたという主張もある。
だが、日本軍による占領をきっかけに各民族の独立機運が高まった。
日本占領下のインドネシアやインドシナ、インドなどでは、民族軍が創設された。
終戦後、民族軍と共感した日本兵が独立勢力として戦い、独立を果たしているw
当時の大日本帝国憲法 第一章 第四条には、下記の条文がある。
"天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ”
(天皇は、国の元首であって、統治権を総攬し、この憲法の条規により、これを行う)
終戦後、GHQ司令部を訪れた天皇は、ダグラス・マッカーサーに下記を伝えたらしいw
「私は、国民が戦争遂行にあたって行った全ての決定と行動に対する全責任を負う者として、私自身をあなたの代表する諸国の裁決に委ねるためお訪ねした。」
さらに、皇室財産を担保に、国民の衣食住の保証を願い出たともいわれている。
自らと引き換えに国民を守ろうとした天皇が、侵略戦争を起こすはずがないと思っているw
半藤一利氏の「昭和史」を原作とした「昭和天皇物語」というマンガがある。
「昭和史」以外にも、複数の文献資料や当時の新聞などを参考にしている。
主人公は、20世紀を生きた昭和天皇(1901年4月29日~1989年1月7日)。
昭和天皇の生涯を通して、20世紀の日本の歴史を振り返る構成になっているw
自らと引き換えに国民を守ろうとした昭和天皇の生涯を知ることができる。
昭和天皇は、幼少期から日本のために帝王学を始めとする英才教育を受けてきた。
子育てにおいて、正しい教育が大切であることを教えてくれるように思った。
完結しておらず、連載中だが、日本という国を知る上でもオススメの作品w