「金持ちはより金持ちに、貧乏はより貧乏に」という格言がある。
初出は、女性詩人であるパーシー・ビッシュ・シェリーの詩集らしい。
格言は、資本主義によって生み出される貧富の差の効果を簡潔に述べている。
近年では、経済学者であるトマ・ピケティの著書でも、引用されている。
著書では、「"the rich-get-richer"(金持ちはより金持ちに)」と説明されている。
いわゆる、「資本の所有者は、労働者よりも早く資産を蓄積する」という考えである。
彼は、数百年にわたるデータを元に立証しているw
資本主義では、資本は資本家(株主)から企業へ提供される。
企業は提供された資本を元に事業を行い、労働者を雇用する。
労働者が稼いだ金で、企業は利益を得て、利益を資本家へ還元する。
よって、収益の力関係は「労働者<企業<資本家」となるw
「労働者<企業<資本家」は、企業をメガバンクにすると、わかりやすいかもしれない。
労働者の預金金利は0.002%前後で、1,000万円預けても、200円ほどである。
メガバンクの住宅ローン金利は1%前後で、1,000万円貸せば、10万円の金利がもらえる。
資本家の配当利回りは5%前後で、1,000万円の株を買えば、50万円の配当になるw
同額の1,000万円を同期間の1年運用した場合、以下になる。
労働者:200円(1倍)、メガバンク:10万円(500倍)、資本家:50万円(2,500倍)。
労働者は、メガバンクと同じ運用をするのに500年、資本家と同じ運用は2,500年。
「"the rich-get-richer"(金持ちはより金持ちに)」が、正しいことは明らかであるw
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