2020年11月22日日曜日

【エッセイ】資本家の視点と会社員の視点が異なる話

会社員が受け取れる年金には、老齢基礎年金と老齢厚生年金のほかに、企業年金がある。
1階の国民年金、2階の厚生年金に加算される、3階部分の年金である。
主な企業年金は「厚生年金基金」、「確定給付企業年金」、「企業型確定拠出年金」。
自身は何度か転職をしたため、上記の3つの企業年金に加入したことがあるw

最初に加入したのは「厚生年金基金」だった。
「厚生年金基金」は、企業が一部の運用を代行、独自の上乗せ給付を行うことができる。
当時、加入した生命保険があるが、予定利率5.5%のお宝保険である。
今とは異なる高金利だったので、払い込んだ年金には結構な額が上乗せされているw

次に加入したのは、「確定給付企業年金」だった。
「確定給付企業年金」は、勤続年数に応じた将来の支払額が約束されていた。
ところが、途中で改悪があり、「確定給付企業年金」の予定利率が1%台になった。
「確定給付企業年金」は半分に減らされ、残りは「企業型確定拠出年金」になったw

「企業型確定拠出年金」は、会社が金を出すが、運用は自分でしなさいという制度。
簡単にいうならば、企業年金は減りますが、減った分は自分で何とかしてねである。
しかし、「企業型確定拠出年金」を運用しようにも、ろくな商品がなかった。
ろくな商品がないため、自身の「企業型確定拠出年金」は定期預金100%だったw

先日、第一生命が、「確定給付企業年金」の予定利率を、引き下げると発表した。
予定利率が1.25%から0.25%になり、導入企業の会社員の企業年金が減ることになる。
だが、自身のような8750 第一生命ホールディングス㈱の株主にとっては朗報である。
なぜなら、予定利率の引き下げで、8750の利益が向上、増配が期待できるからであるw

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