2020年10月29日木曜日

【エッセイ】金融機関の無責任なアドバイスに驚いた話

先日、ある金融機関に用事があり、訪れた。
自身の前にいた同年代らしき女性が、窓口の担当に相談していた。
どうやら、女性の親が意思表示できる状態ではないらしい。
親の口座から、現金を引き出すには、どうしたらよいかの相談だったw

窓口の担当は、成年後見制度を利用するようアドバイスしていた。
担当は、家庭裁判所で手続きができると伝えていた。
相談者の女性は、納得した様子で、嬉しそうに帰っていった。
自身は相談者の女性が、成年後見制度を使わなければよいがと見送ったw

成年後見制度とは、広義には日本における意思決定支援法制である。
本人の判断を他の者が補うことによって、本人を法律的に支援するための制度。
本人の判断を補う他の者は、家庭裁判所が選任する。
問題なのは、必ずしも親族が選任されるとは限らないことであるw

親族が選任されない場合、司法書士や弁護士などが選任される。
ただ、選任された司法書士や弁護士による財産横領が、過去に発生している。
もちろん、選任された親族が、財産を横領しているケースもあるらしい。
これらのデメリットを伝えない、無責任なアドバイスには驚かされた次第であるw

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