2019年から2022年まで、ある高齢女性の資産運用を手伝っていた。
女性の口座がある証券会社は電話注文可だったが、ネット取引しかできなくなった。
ネットに不慣れだったこと、運用成績がよくないこともあり、手伝っていた。
本ブログでは「Mファンド」として、運用状況などを記事にしていた。
2019年末の保有銘柄は7銘柄で、評価額と現金は7,949,821円だった。
女性の希望は、年間配当金を30万円にしたいだった。
配当利回りの低い銘柄を売り、高い銘柄への入れ替えを勧めた結果、目標を達成できた。
2022年末の保有銘柄は6銘柄で、評価額と現金は10,820,239円だった。
今年、女性にお迎えがきたが、遺言書に自身に株を相続させるとあった。
最初にそのことを知ったとき、嬉しさとともに驚きがあった。
なぜなら、手伝いは無償で行っており、何の見返りも求めていなかった。
もちろん、相続させて欲しいと伝えたこともなかった。
お迎えが来た日の保有銘柄は22銘柄で、評価額と現金は18,069,655円だった。
2022年以降、利益確定しながら、新規銘柄を購入して、増やしていた。
相続が完了した日の保有銘柄は22銘柄で、評価額と現金は20,246,517円だった。
先週、22銘柄中18銘柄を売却したが、よいタイミングで売却できたように思う。
女性はバブル期から投資をしていたが、以前に聞いた話を思い出した。
バブル期に女性が買った銘柄が短期間で上がり、かなり儲かったことがあった。
女性は儲かった後、友達数人と旅行したが、全ての費用を負担したらしい。
そのためか、高齢になってからも、友達の数は多かったように思う。
ふと、人に感謝される生き方が、幸せになる生き方ではないかと思った。
自身は複数の人に株を教えたことがあるが、見返りを求めたことはない。
仕事で先輩が困っているときも、見返りを求めず、手助けした。
今でも株を教えた人や先輩と会うことがあるが、会うたびに感謝してくれる。
「人に感謝される生き方」で検索すると、ある記事がヒットした。
その記事には、「神様が味方をしてくれる人」という見出しで以下の言葉があった。
"「人間」の生きる目的は、ほしいものを得たり、何かを成し遂げることではなく、「人の間で喜ばれる存在になること」「『ありがとう』と言われる存在になること」にほかなりません。"
考えてみると、人から感謝されようとしても、感謝してもらえなかったりする。
見返りを求めず、助けたりした結果、感謝されることが多いように思う。
人から感謝されるには、精神的な余裕と金銭面での余裕が必要なのかもしれない。
女性から、「人に感謝される生き方」の大切さを教えられたように思う。
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