2021年3月7日日曜日

【投資手法】買わずに勝つ

年中、売ったり買ったりしていなければ気のすまない人がいる。
失礼な言い方だが、そういうやり方で儲かっている人はいないのではないだろうか。
株式投資に売りと買いのどちらかしかないと思うのは誤りで、休むことも大切な要素であると説くのが、この「売るべし 買うべし 休むべし」である。「売り買い休みの三筋道」とか「休むも相場」等ともいう。
だいたいが人間は欲と道連れである。相場で利益を上げれば「もっと取ってやろう」と思い、損をすれば「今度は取り返そう」と、常に売ったり買ったりしてしまいがちだ。こういう心理には、知らず知らずにおごりと焦りの気持ちが入り込んでいる。この2つが、共に相場には大禁物であることは前にも述べた。むろん結果は歴然であろう。
損得に関係なく、一つの売買が終わったら一歩退いて市場の環境や相場の動向、そして天下の形勢をゆっくり眺め回す余裕を持つ。この間に目のくもりを払拭し、心身のコンディションを調整し、同時に投資資金を整えて、次の機会に備えるわけだ。
とにかく株式投資で無理をすれば、必ず敗れる。何らかの制約をおしてまで株式投資をする愚は避けることだ。「眠られぬ株は持つな」「命金には手をつけるな」という格言もある。また「つかぬときは止めよ」ともいう。ウォール街にも「疑わしいときは何もするな」という格言がある。いずれも、そういうときは出動を取りやめて、いったん休みなさいと教えている。
(「売るべし 買うべし 休むべし」日本証券業協会HPより)

麻雀というゲームを御存じだろうか。
4人が同じ卓を囲んで、いかに相手より高得点の役を作るかというゼロサムゲーム。
自身は学生時代や社会人になりたての頃、よく友達と興じた。
当時は雀荘だったが、最近はときたま無料オンラインで興じるくらいだw

麻雀で勝率を上げるためには、相手に勝たせないことが最も重要となる。
例えば、あと少しで高得点の役ができそうな局面があったとする。
そのとき、相手があと一枚で上がる「リーチ」を宣言したとする。
このときに重要なことは、決して相手が待っているかもしれない牌を出さないことだw

なぜなら、勝っていても、相手が高得点の役を作れば、容易に逆転されるからだ。
相手に勝たせないため、自らの役作りを放棄して、安全な牌を出すことだけに徹する。
株式投資も同じで、売り方有利の局面では、休むことが勝つことに繋がる。
儲けたいという欲をコントロール、売り方有利な相場では買わないだけで勝てるのであるw

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