おっ、今日、初めての電話だ。
はい、こちら相談室、相談内容をお話ください。
えっ、盛り土していなかったあの施設はどうするのかって。
ご安心ください、ここだけの話ですよ。
あの施設の使い道は、すでに決まっているんですよ。
オリンピックに来る外国人選手の選手村にするんですよ。
えっ、改造するのに、また税金を使うのかって。
ご安心ください、改造はしません、選手たちにはテントで生活してもらいます。
食事は自炊、食材は揃えますが、タダではありません。
テントのリース料や食材の費用は、選手たちから頂きます。
オリンピックが終わったら、頂いたお金を使って建物を解体、盛り土して公園にします。
えっ、国際問題になるんじゃないかって。
大丈夫ですよ、外国人はすぐに忘れますから。
えっ、外国人選手に健康被害が出たら、どうするのか、ですか。
大丈夫ですよ、外国人選手は普段からドーピングで身体を鍛えていますから。
あれ、切れた、気の短いお客さんだな。
おっ、次の電話がかかってきた。
はい、こちら相談室、相談内容をお話ください。
えっ、少子高齢化でこの先、年金がいくらもらえるのか不安だ、ですか。
ご安心ください、ここだけの話ですよ。
すでに、少子高齢化対策はできているんです。
高齢化は止めることはできません。
ならば、子どもを増やせばいいんですよ。
えっ、家計が苦しい家庭だと、子どもを増やせない。
仰るとおりです、子どもを育てるにはお金がかかりますからね。
でも、この方法なら一気に解決できるのです。
毎日、夜9時から朝6時までの間、住宅地への送電をストップします。
電気を使いたくても使えないので、電気代は安くなります。
電気が使えなければ、テレビを観ることができない。
となれば、できることは1つだけです。
いかがです、家計は助かるし、自然と子どもが増える、一石二鳥でしょう。
あれ、切れた、今日は気の短いお客さんが多いなw