2019年9月29日日曜日

【コラム】負の連鎖の恐ろしさ

奨学金を借りて、大学を卒業した知り合いがいる。
知り合いいわく、自分の子どもが大学へいきたいといったら奨学金を借りさせるらしい。
奨学金といえば聞こえはいいが、単なる借金である。
自分が奨学金を借りたから、子どもにも借りさせようという神経がわからないw

自身の親は、貧乏だった祖父母に仕送りをしていた。
そこで終わればよいのに、あろうことか、自分たちの子どもにも同じことを求めてきた。
早くに気づいた自身は親と距離を置いたが、弟たちはいいように搾取され続けていた。
おそらく、搾取されていなければ、生活は今よりは楽だっただろうとみているw

負の連鎖とは、自分たちが行ったことを子どもに求める行為に他ならない。
しかも、恐ろしいのは、当事者がそのことに何の疑問も持たないことだ。
何の疑問も持たないため、親から子へ、子から孫へと続いていく。
結果、いつまでたっても経済的に苦しい状況から抜け出せないことになるw

負の連鎖は、親子間以外でも生じている。
例えば、金融機関に金を預けても、ほとんど利息はつかない。
ところが、金融機関から金を借りると、結構な金利でないと貸してもらえない。
金融機関から金を借りることは、金融機関に搾取されることなのであるw

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