2017年9月18日月曜日

【コラム】偉大なる相場師に学ぶ貯蓄の秘訣

偉大なる相場師たちは、本業の傍ら株式投資をしていた。
福澤桃介氏は会社員、本多静六氏は公務員、是川銀蔵氏は実業家が本業だった。
彼らはわらしべ長者みたいに、株の短期売買の繰り返しで財を成してはいない。
本業で貯蓄した金を元に、株の長期投資により大きな財を成したのであるw

福澤桃介氏の著書「福澤桃介式」に下記の記述がある。
「貯蓄の秘訣は、収入の天引きにあることを忘れてはならない。
天引きするには、乱費を防ぎ予算の範囲内で暮らさなくてはならない」
自身も実践している福澤桃介氏の「乱費を防ぐ秘訣」について紹介してみるw

乱費を防ぐ第一の秘訣
直接必要な物以外は買わないようにする。
必要な物を買いに行った際に、割安だからと他の物を買ってはいけない。
最初、家を出るときに買おうと思った物以外は買わないこととしているw

乱費を防ぐ第ニの秘訣
物を小買いにする。
買いだめをしておくことは割安にあたるが、保存するには手間がかかる。
はずみで乱費に陥ることになり、結局はただの高いものになるw

乱費を防ぐ第三の秘訣
手もとにある金は銀行に預け入れ、引き出すのに苦痛を感じるようにする。
同時に自分の懐になるべく少ない金を入れておくことが必要である。
買いたいけれども、金がないから見合わせることになるw

乱費を防ぐ第四の秘訣
なるべく古い金を使うようにし、新しい金を使わない。
金は寝かせておけばおくほど、子に子を産む。
新しい金は株式投資等で増やすようにし、過去に投資した金から使うようにするw

乱費を防ぐ第五の秘訣
金を使う場合にその軽重、すなわち損得を考える。
用事があり外出したら雨が降ってきたが、傘を用意していなかった。
車に乗るか傘を買うかだが、後日の損得を考えると傘を買いなさいとしているw

乱費を防ぐ第六の秘訣
小さな金は非常に綿密なる注意を払って使うようにする。
人間というものは、大きな金を使うとなると、自ずと慎重になる。
毎日、使う小さな金にこそ注意しなければならないとしているw

自身の行動に照らし合わせてみると、以下になる。
収入毎に口座を分け、収入に伴う支出は自動引き落としにしている。
例えば、給与振込口座から、家賃、水道光熱費、通信費等を引き落とす。
賃貸マンションの家賃振込み口座から、管理費、固定資産税等を引き落としているw

今年、所有していたマンションをリフォームし、賃貸にした。
リフォーム費用は、昨年末に株を売って引き上げた元本の一部で支払った。
元本は数年前に株を購入し、運用していた費用だ。
正確な額は計算していないが、譲渡益と配当を合わせるとプラス運用であるw

自身は毎週ATMで3万円を引き出し、生活費にしている。
生活費の内訳は、食費、嗜好品、衣料品、交際費などである。
週3万円使い切ったとして、毎月の貯蓄は収入の4分の1(貯蓄率25%)になる。
だが週3万円は、屋形船などのイベントがあるときでないと使い切ることは難しいw