2017年2月5日日曜日

【エッセイ】定年まで勤める理由

自身は定年後の生活の目処もたっており、将来への不安はない。
娘は大学生だが、学費の用意はできているので、子育ては終わったようなものである。
両親は健在だが、介護が必要になれば、自分たちの金で介護施設へ入るといっている。
また、自身は会社員だが出世欲がなく、上司にも出世させないでくれと伝えているw

そんな自身だが、定年まで会社員として勤め上げるつもりだ。
なぜなら、会社を辞める理由がないからである。
経営層でもなく実務担当者でもない中間管理職という立場の人がいる。
中間管理職は、実務担当者をまとめるマネジメント能力を要求されるw

中間管理職にさえならなければ、会社でストレスを感じることもない。
今は終身雇用は崩壊した実力主義の社会、おまけに社員の高齢化も進んでいる。
中間管理職がマネジメントする大半は、自分より年長の実務担当者だ。
場数を踏み、人生経験も長い年長者たちをマネジメントしなくてはならないのであるw

外国の戦争映画でよくあるのは、若いエリート仕官が指揮官である設定だ。
指揮する部隊の多くは、戦闘経験豊富な年長の兵士たちである。
やがて戦闘が始まると、若いエリート仕官は命令するだけで何もできない。
最終的には戦闘経験豊富な年長の兵士たちが、部隊を勝利に導くのであるw