2016年10月8日土曜日

【コラム】なぜ手持ちの資産を運用しないのか

低金利の現在、貯蓄では大きく資産を増やせない。
まさしく、「貯蓄から投資へ」の時代である。
ところが、多くの日本人は「投資」と聞くと、二の足を踏む。
投資はギャンブル、元本保証の貯蓄が一番と考える人たちであるw

国民の年金は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が管理運用している。
GPIFは、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式で運用を行なっている。
2001年度から市場運用を開始したGPIFは、現在まで40兆円を超える収益を上げている。
言い換えると、日本国民は老後資産を債券と株式で運用して増やしているのであるw

ところが、手持ちの資産を債券や株式で運用している人は少ない。
老後資産を債券や株式で運用しているにも関わらずである。
GPIFは物価の上昇率を上回るよう、老後資産の運用を行なっている。
つまり、運用しなければ、物価の上昇に伴い、手持ちの資産は減っていくのであるw