2015年3月13日金曜日

中長期運用の心得23

「諸君の未来に待ち受けている真っ黒な孤独。その中で諸君を支えてくれるのは、
外から与えられた虚構などではありえない。諸君が任務を遂行するために
唯一必要なものは、常に変化し続ける多様な状況の中でとっさに判断を下す能力、
即ち、その場その場で自分の頭で考えることだけだ」 (「ジョーカー・ゲーム」より)

如何なる理由があろうとも、信用取引に手を出してはいけない。
自身は信用取引をしたことは一度もないが、信用取引の危険性は容易に理解できる。
ほとんどの人は、運用できる資金を増やしたいからと、安易に信用取引を申し込む。
信用取引口座を開設すれば、現有資金の2倍や3倍の資金で運用することができる。

信用取引は証券会社から借金することで、毎日、金利が発生する。
株価が急落した場合、追加保証金が必要になり、用意できないと強制的に決済される。
騰がり続ける株はない、必ず調整(下落)局面がある。
いつまでも下落幅が追加保証金が不要な範囲で収まる可能性は限りなく0に近い。

運用額が高額になれば、日々の増減額も大きくなる。
一気に増減額が大きくなれば、誰しもが冷静な判断力を失うのは当たり前である。
損失が出れば取り返そうと、冷静さを欠いた取引きを繰り返すことになる。
まさしく負のスパイラルで、気づけば運用資金が底を尽き、退場せざるを得なくなる。

信用取引をするのであれば、いくらの余剰資金が必要か試算することだ。
必要な余剰資金の大きさに気づけば、信用取引する必要がないことが分かる筈だ。
自身の知る限り、信用取引で成功を収めた相場師はいない。
信用取引は証券会社の最もおいしい収入源、証券会社の収入源になってはいけない。