2015年2月7日土曜日

相場師の愛読書2

2012年に発刊された天才相場師を描く歴史ロマン「銭の戦争」
明治21年、三井銀行に勤める井深雄之介に次男 享介が誕生する。
12歳になった享介は、父から5,500円(現在だと約5,500万円)を与えられる。
資金の一部で相場を始めた享介は、天才相場師の才能を開花させる。

元ファンドマネージャーの著者による相場描写には圧倒的な迫力がある。
主人公が「魔王」と呼ばれる点では「ジョーカー・ゲーム」と共通している。
両作品とも勝負においては冷徹だが、周囲の者には時折、優しさを垣間見せる。
偶然だろうが、「ジョーカー・ゲーム」と同じ画家による装画でもあるw

年3冊のペースで発刊されており、現在7作目「紐育の怪物たち」が発刊されている。
相場師なら一度は読んでおいて、損はない作品だと考えているw


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